ジェベル250XCにETC装置の取り付け 2007年10月

 二輪車用ETC装置は本体が3万円で取り付けに1万円以上が相場であり、まだまだ割高な感は否めない。しかし今までETCカードを料金所に出せば受けられたETCマイレージサービスが、平成19年11月30日をもって終了するという。そこでこれを機会にジェベルにETCを装着することに決めた。
 バイク用ETCは本体の取り付け場所を確保する必要がある。通常はシート下の小物入れなどを利用するが、ジェベルはそんなスペースもないので自作で場所を確保することにする。ETC本体の大きさは110m×83.2mm×24mmなのでそれに合わせてウレタンをケース内部に貼り付ける。電源コードが3本あるので、サイドにそれ用の切りかき穴をあける。
 たまたま某ホームセンターの開店セールで電動ドリルが1380円で売っていたのでそれを購入(^_^;)。ケースをバイクに固定するためにボルトを通す穴を4箇所あけて、ジョイント用のプレートを固定する。穴の大きさがぴったりだったのでこのままでも防水性は保たれていそうだ。
 ジェベルの工具ケースはバイク左サイドのシートレールの下にあるが、今回はそれをはずしてETCケースを取り付けることにする。これならば簡単に2箇所のボルトで固定することができる。後輪による水や泥のはね上げを考慮して、ケースの蓋は外側を向くように取り付けた。
 ETC本体をセットすると上記のようになり、配線も問題なくケースの外へ出すことができた。しかし穴の部分の防水対策は何か必要である。とりあえず蓋側に配線を挟み込むようにウレタンを貼り付けてある程度の防水能力をもたせることにした。
 ETC本体は上から下へ蓋が開くようにあり、ETCカードは向かって左から右にセットすることになる。すなわちカードはIC部分が右側に来るように裏返してセットする。ちなみにETC本体も見る限りある程度の防水性を持っているようだ。
 サイドカバーを元に戻すと、ETCケースはほとんど目立たず、邪魔にならずでなかなか良い感じに取り付けできている。写真を見る限り、サイドカバーで蓋が開かないのでは?と思ってしまうが、この状態からでもちゃんとETCカードの抜き差しが出来ることを確認した。
 後ろから見ても何の違和感もなく装着されている。心配なのはあくまでも100円ケースなので、蓋の部分のロックが振動で欠けてしまわないかである。この辺は何回かのツーリングを経て、耐久試験を行ないたいと思う。
 アンテナであるが、GPSの上部にスペースがあったのでここに両面テープで固定する。アンテナの角度によってはETCゲートが開かないので、ここは取付店にて十分なテストを行なってもらいOKとなった。意外と小さいのでこちらもそれほど目立つことはない。
 最後にインジケーターであるが、こちらもかなり小さいので視認性も考慮してメーター脇に両面テープで固定した。ちなみにETC利用可能な状態になるとこのランプが緑色になる。そしていよいよETCゲートをくぐってみることにする。インターチェンジにたどり着き、恐る恐るゲートを通過する。おぉ、無事にゲートが開いた(当たり前か)!次のインターチェンジで、料金所渋滞の車を横目にゲートを悠々と潜り抜ける。これはかなり気分が良い!これからもう少し走行テストをして、防水性や耐久性を高めていこうと思う。

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