正月の穏やかな日に、鹿児島市内より錦江湾を挟んで、対岸の桜島を望む。この日の桜島は噴煙も少なく、いつもの荒々しい姿から、和やかな雰囲気の姿を見せていた。町のこんなに近くに活火山があるのも驚きだが、人間の感情のように、時には激しく、時には静かにその形相を変える大自然の力というものにも、何かを感じずにはいられない。きっと、次に訪れるときには、今日とは違った姿で出迎えてくれることであろう。

inserted by FC2 system