ニュージーランドの首都・ウエリントンから国道1号を50kmほど北上し、パラパラウムという町に入る。相変わらずの牧歌的風景の中に「サウスワード博物館」の看板を発見し、誘われるがままに脇道へ入ると、写真のような踏切に差し掛かる。ニュージーランドでは鉄道はそれほど重要な交通機関ではなく、踏み切りに出会うことすら珍しい。しかし、何でもないであろうこんな風景も、昔見た西部劇の世界を連想してしまう。列車の走る気配もない踏み切り、いつもより時の流れが遅くなったような気がした。

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